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航空灯火Aeronautical Lightとは

灯光により航空機の航空を援助するための施設であり、次の3種類があります。

(1) 航空灯台Aeronautical beacon
航空機の夜間飛行、計器気象状態における飛行の際、航路の示標に用いて安全を期するために設けられる灯台で航空灯火の一種です。
航空法施行規則第113条で、次の3種類が定められています。

航空路灯台Airway beacon(航空路上の1点を示すために航空路の中心付近に設置する灯火)
地標航空灯台Land mark beacon(航行中の航空機に特定の1点を示すために設置する灯火)
危険航空灯台Hazard beacon(航行中の航空機に特に危険を及ぼすおそれのある区域を示すために設置する灯火)
なお、飛行場灯台は,航空灯台の一種ではなく、飛行場灯火に分類されます。

(2) 飛行場灯火(AerodromeLight) 夜間や悪天候時における航空機の安全な離着陸を光で援助するための施設で、空港に着陸する航空機に対し、滑走路の形状及び進入角度等の情報を援助するための施設であり、飛行場灯台、誘導路灯、滑走路灯、進入灯など様々な明かりがあります。また、航空法上はヘリポート灯火も飛行場灯火に含まれます。

(3) 航空障害灯(ObstructionLight)飛行中の航空機に障害物の存在を知らせるため、通常赤または白色の1個または1群で発光する灯火です。航空法の規定により、障害物の高さ等によって定められた建造物または自然の形成物の表面に設置します。